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今週の本棚:山内昌之・評 『ナショナリズムの由来』=大澤真幸・著 - 毎日jp(毎日新聞)
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今週の本棚:山内昌之・評 『ナショナリズムの由来』=大澤真幸・著 - 毎日jp(毎日新聞)
(講談社・5000円) ◇特殊主義と普遍主義の危うい結合 雑誌に連載された文章がこれほど立派な書物に... (講談社・5000円) ◇特殊主義と普遍主義の危うい結合 雑誌に連載された文章がこれほど立派な書物になる例は滅多(めった)にあるものでない。大澤真幸氏は、講談社の月刊誌『本』に一九九三年から九四年にかけて本書と同じ題名の文を連載した。 その内容は、社会科学的な「理論性」と歴史学的な「固有名」の双方を独特な視点から総合した本として新たによみがえった。近代初期のナショナリズムが「多様で散乱せる身体の集合」を国民化していく運動であったとすれば、二〇世紀末期以降の新しいナショナリズムは国民を共同性の小さな単位、「民族」へと分解していく運動にほかならない。この点を説明するために、著者は、四〇〇字二〇〇〇枚、八七七ページに及ぶ書物を壮大な構想から紡ぎあげたのである。 「予告編」に続いて第一部「原型 ナショナリズムの由来」、さらに第二部「変型 ナショナリズムの最後・後の波」が詳述され、補論「ファシズムの