ひと：吉川真さん はやぶさ後継機計画を率いる - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

昨年、人類史上初めて小惑星の物質を持ち帰ることに成功した探査機はやぶさ。「世界初の技術を満載した挑戦でしたから、『失敗しても仕方ない』と気楽な面もありました。今度はそうはいきません」 宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）が１４～１５年の打ち上げを目指す後継機「はやぶさ２」プロジェクトのリーダーを任され、気を引き締める。 大学時代、未知の世界にあこがれて天文学を専攻した。太陽系の軌道を研究する中で出合ったのが小惑星。地球との衝突確率の分析などに取り組んだ。その延長上で、はやぶさ計画に参加。広大な宇宙の中で探査機の位置を特定する役割を担い、トラブルで通信が途絶した際「きっとそこにいるはず」という場所を割り出し、通信回復につなげた。 後継機計画は、生命の起源とも考えられる有機物を多く含む小惑星がターゲット。小惑星の性質を探る天文学と、探査機を操る工学の双方に精通する力量に期待が集まる。だが、後継機の

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