中国製ギョーザ：天洋食品が保管分横流し 唐山で中毒症状 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

回収したギョーザの横流しが報じられた「天洋食品」＝中国河北省石家荘の天洋食品で２００８年、大谷麻由美撮影 【北京・浦松丈二】中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、製造元の「天洋食品」（河北省石家荘市）が回収、保管していたギョーザが地元企業に大量に横流しされ、０８年５月に同省唐山市の「唐山鋼鉄」従業員がギョーザを食べて中毒症状を訴えて病院に運ばれていたことが分かった。複数の関係者が２４日明らかにした。 関係者によると、ギョーザ事件で中国側と捜査協力を進めている日本政府は横流しの事実関係を中国側に問い合わせているが、中国側は「事実関係を把握していない」と回答しているという。 唐山鋼鉄では０８年５月ごろ、会社側から福利厚生として従業員や家族らに天洋食品製「中華ｄｅごちそう ひとくち餃子」が数万袋の規模で無料配布された。中国では同１月に日本で発覚した同社製の中毒事件がほとんど報道されておらず、従