或る営業マンの回想 - のえる（仮）のなんでもかんそうぶん

【序章】はじまりの色は白 2月とはいえ珍しく雪が降っていた。 「支店長！調子いいですね！」私は帰社すると同時にそう声を掛けた。「大山、これは良いとこ行くかもしれないな。」支店長の高村は上機嫌だ。 全国に支店のある年商200億程度の小規模外資系メーカー。ここは昨年新設された新しい支店だった。人数は少ないが、売り上げの好調さから皆意気盛んだ。新設に伴って中途採用された私は、この3月末で入社からちょうど一年経つ。 この一年で担当しているエリアは昨年対比で300%。支店としても240%と素晴らしい伸びを見せていた。 この会社の顧客は販売店であり、その先の小売店だ。個人顧客が相手ではない。ゆえに主な営業手法としては、自社商品を販売してもらえるように顧客を教育する、いわゆるコンサルティング的なものとなる。顧客の販売戦略を立案し、自社商品の強みを理解してもらうためにプレゼンをする。その手法で個人顧客に販

[msoasis]

暗い内容で申し訳ない。お付き合い頂ければ幸いです。

[nekomakura15]

ひ、ひい。同じ営業として胃が痛い。/上司の言葉を一つ。「一度特別対応をすると、客はそれを当たり前だと考えエスカレートしていく。客をコントロールする、教育することも営業の仕事」ほんと相手次第ﾃﾞｽﾖ…。

[sakearchive]

これははやく続きが読みたい…！

[hisatsugu79]

壮絶な話ですね。嫌なクレーマー客がいて、何人もやめさせてるのに取引を継続させる会社の姿勢がやばい、、、

[ishikawayulio]

興味深く読ませていただきました。前の営業の方がやっていたことを後の者が引き継ぐ？　時、大変なことってありますよね。今すぐもってこいはちょっとびっくりしました。