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立民の枝野代表は辞任して「長い55年体制」に決別せよ
今回の総選挙は「勝者なき選挙」だった。与党は293議席と絶対安定多数を維持したが、甘利幹事長が小選挙... 今回の総選挙は「勝者なき選挙」だった。与党は293議席と絶対安定多数を維持したが、甘利幹事長が小選挙区で落選(比例復活)して幹事長を辞任する意向を示している。総裁選の論功行賞で金銭疑惑の払拭されていない甘利氏を幹事長に起用した岸田首相の人事が失敗だった。 後任は高市政調会長が有力といわれているが、これは当初、安倍元首相が求めた人事とされており、安倍氏の「院政」が強まるだろう。経済政策でも原発推進派だった甘利氏の影響力が弱まり、岸田首相の求心力が低下すると思われる。 しいていえば唯一の勝者は、ほぼ4倍増の41議席を獲得し、公明党を上回る第3党に躍進した維新だが、そのうち25議席が近畿で、いまだに大阪ローカル色が抜けない。松井代表は次の代表選挙に出馬しない意向なので、党の刷新が必要だろう。 立民の「ひとり負け」 今回の選挙の敗者は、共産党と組んで96議席に減らした立民党である。辻元副代表が落選
2021/11/01 リンク