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ポーランドの経済、ふたたび破産の危機
通貨ズローチが暴落して不動産ローンが大量に不良債権化 世界的な金融危機の荒波をかぶって、ポーランド... 通貨ズローチが暴落して不動産ローンが大量に不良債権化 世界的な金融危機の荒波をかぶって、ポーランド経済がふたたび窒息死直前にある。 ブームだった不動産投資が裏目にでて、市場が頓挫したのは、各国共通だが、ポーランドの相違点は、なぜか多くが、スイス・フラン建てで住宅ローンを組んでいるために、為替相場の変動で、二重の苦しみなのである。 もともと異様な投資境遇にあった。 東欧諸国のなかでは、東ドイツにつぐ経済優等生の筈だった。 ソ連崩壊後、いち早く投資が集中したのはポーランドで、米国にはブレジンスキーなどポーランド系の移民が多く、またカソリック教会のネットワークもあった。 筆者が最初にポーランドへ行ったのは90年だった。ワルシャワ駅前の(昔の)一流ホテルに宿泊、ジャガイモのサラダがいっぱいのったステーキが「一万ズローチ」と言われ、目を白黒させた。 すごいインフレだった。 ポーランド通貨は「ズローチ