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この話はフィクションです。追記
パート先で好きかもしれない人が出来た。 彼の真面目に取り組む仕事の姿勢と、細やかな所に気付く優しさ... パート先で好きかもしれない人が出来た。 彼の真面目に取り組む仕事の姿勢と、細やかな所に気付く優しさに私は久しぶりのトキメキを感じた。欠点があるとすれば、それは口数の少なさだろう。 周りから彼の話を聞くと、真面目だとか、無口だとか同じものばかりで。そんなある日に彼が既婚者だと知った。彼の乗る車には確かに子供が同乗している事を示すステッカーが貼ってあった。事実だ。 しかし私も家庭がある、パートだから当然だ。そして彼にも。 けれど私は我慢が出来なかった。脳内で流れるback numberのクリスマスソングに乗せて彼の事を延々と飽きもせずに考えた。歌詞にあるとおり、あれ、なんで恋なんかしてんだろう、とも思った。けど募り募る想いは萎む素振りなんて一切見せずに、まるで限界を知らない風船のようにぐんぐんぐんぐんと膨らんでいくばかりだ。 もう無理だ、と悟った私は思いきって踏み出してはいけない一歩を踏み出し
2016/01/26 リンク