聖母が得た未来への確信

最近、『ターミネーター』のサラ・コナーの気持ちがすごい分かる。 ウェイトレスだった彼女が、聖母マリア様みたいないきさつで子供を授かり、 世の中から夢想家として嗤われ、反体制的人物として政府から敵視され、 異常者として精神病院に押し込められても、あそこまで母として強くいられたというのは、 「夫のマイケル・ビーンが早く死んだ」というのと、 「息子のジョンが活躍している未来像に確信を持てた」という二点が大きいと思うの。 マイケル・ビーンが下手に長生きしてしまって、夫婦の間柄がおかしくなってしまったり、 夫の人格に何か疑問や幻滅を抱いたら（当然彼も、老いればトンチンカンなこともしただろうし、 結婚というのは生活で、恋愛中に抱いた理想的な相手像に幻滅して現実を受け入れていくプロセスなので） そこで彼女の責任感はプツンと切れちゃったのではないか。 あそこまで強い母はなれなかったのではないかと思う。 息

[c_shiika]

親は親バカなくらい子供を信じてあげればいいんじゃね

[msdbkm]

ターミネーター見てないのですが、ナウシカに結婚歴があったらオーマの育て方が違ったかもみたいな話なのかしら。

[whkr]

『おおかみこどもの雨と雪』は『ターミネーター』だった…？

[kash06]

作品論と増田の生活の間を行き交う感じの視点が良い。サラ・コナー、不思議な強さだよね。なるほど、それは確かに聖母だ。けれど、聖母ではない我々も、そして増田も生きていくのだから、どうか祝福ありますように。