無法地帯は懐が広い

時折、「昔のネットの世界はおおらかで平和だった」という感想がTwitter等で流れてくることがある。 これに対して「そんなことはなかった」という反応が来るのももはやテンプレだが、一見相反するように見える2つの意見はある意味間違っていないのではないかと思う。 まず「昔のネット」というのもかなり曖昧なので、ここではいわゆる「ネオむぎ茶事件」が起きた2000年前後の２ちゃんねるというものを基準にしておこう。 はっきり言って当時の（まぁ今でもかもしれないが）２ちゃんねるはほとんど無法地帯だった。匿名掲示板であるというアングラな特性上罵詈雑言やらなんやらもあった（気がする）。 ただアングラであることを理解していたユーザーも多く、インターネットに接続する人間が今より少なかったこともあってある程度の自治はなされていたように思う。 ここで重要なのはこれがあくまで無法地帯に設けられた自治であるということであ

[sds-page]

空気の読めない人間は真っ先に袋叩きにされる自治。空気の読めない人間からしたらこれほど不寛容な空間もない

[kurokawada]

故永六輔さんがTV局について似たようなことを言ってました。黎明期のTV局には得体のしれない人間がいっぱいいたが、段々、大学出の、身元がしっかりした人間に置き換わっていったとか。

[pikopikopan]

はてなでも手斧投げ合って自治してたみたいだから、そういうものなのかもね。

[n_kasei]

端的で鋭い指摘と思いました。

[satoimo310]

昔、匿名掲示板が荒れる度に「ネットを免許制にしろ　ガキにネットを与えるな」と噴き上がってる人を見て「…そんな制度ができた世界で、俺やお前が免許取得が可能な側だと思ってんのか？」と不思議でならなかった

[brightsoda]

こういう話題は、「なにについて話す場であったか」を明示しないとまともな議論にならない。政治談義の場とかアニメ考察とかね。増田の言ってるのも無法に「何を」楽しんでいたのかわからん。

[rAdio]

「〈社会化〉の嵐」