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[Python入門]イテレータとは
リストやタプル、辞書、集合は典型的な反復可能オブジェクトだ。これらは内部にイテレータを持ち、for文... リストやタプル、辞書、集合は典型的な反復可能オブジェクトだ。これらは内部にイテレータを持ち、for文などで要素を反復的に処理する際には、Python内部で自動的にそれが使われるようになっている。 なお、反復可能オブジェクトの条件はイテレータを戻り値とする__iter__メソッドを持つことと、イテレータは自身を戻り値とする__iter__メソッドを持つことから分かるように、イテレータは反復可能オブジェクトでもある。よって、Pythonのコードの中で反復可能オブジェクトを受け取る部分にはイテレータを記述できる。 ここではrange関数を呼び出すと作られるrangeクラスのオブジェクトを例に取ろう。本連載でも既に何度か見てきたが、range関数はパラメーターにスタート値(デフォルト値は0)、ストップ値、ステップ値(デフォルト値は1)を取り、スタート値からストップ値までの整数値がステップ値ごとに並