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ソフトバンク、経営不安広まる…巨額投資先のウィーワークが資金繰り悪化、崩れる投資戦略
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ソフトバンク、経営不安広まる…巨額投資先のウィーワークが資金繰り悪化、崩れる投資戦略
孫正義氏(写真:日刊スポーツ/アフロ) これまで、ソフトバンクグループは孫正義会長兼社長の指揮の下... 孫正義氏(写真:日刊スポーツ/アフロ) これまで、ソフトバンクグループは孫正義会長兼社長の指揮の下、IT先端企業などに出資し新しいテクノロジーが生み出す需要を取り込んできた。ただ、今回のウィーカンパニーの新規株式公開(IPO)の延期をきっかけに、同社の経営体制に対する不安が徐々に高まってくる可能性もありそうだ。 その背景の一つとして、米国のオフィスシェア大手ウィーワークを運営するウィーカンパニーの資金繰り悪化などが顕在化してしまったことがある。今年9月、ウィーカンパニーは米ナスダック市場へのIPOを目指していた。しかし、同社の企業統治(コーポレート・ガバナンス)体制や、赤字が累積する収益状況などへの懸念が高まり、IPOは延期されることになった。それに伴い、米国の債券市場でウィーカンパニーの社債価格は大きく下落し企業価値も棄損している。同社の経営が一段と悪化すると警戒する市場参加者も多い。