「ヒロシマ 爆心地の原子力平和利用博覧会」視聴記 - COCCOLITH EARTH WATCH REPORT

目 次 まえおき １．プロローグ ２．フツイ氏の生い立ちと平和資料館展示物への姿勢 ３．東西冷戦激化とビキニ事件 ４．アメリカが仕掛けた原子力平和利用の導入 ５．日本における原子力平和利用受容れに向けた動き ６．広島での平和利用博覧会開催にむけたフツイ氏の地ならし ７．平和利用博覧会開催と原爆資料館のその後 ８．原子力平和利用に浸たされた日本 ９．エピローグ 考 察 まえおき 広島原爆資料館（平和記念資料館)には、原爆がもたらした恐るべき破壊力を示す遺品や写真が展示されています。ところが10月18日のETV特集で放送された、「ヒロシマ 爆心地の原子力平和利用博覧会」は1956年、展示品が運び出され、資料館が原子力平和利用博覧会という華やかなイベント会場に姿をかえたことがあるという触れこみでした。視聴してみると、①平和利用博覧会は原発の世界展開を目指すアメリカの国策の一環として推進されこと、