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『月と六ペンス』 サマセット・モーム - 私的感想:本/映画
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『月と六ペンス』 サマセット・モーム - 私的感想:本/映画
新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を... 新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが……。 土屋政雄 訳 出版社:光文社(光文社古典新訳文庫) 本作、『月と六ペンス』はゴーギャンをモデルにした人物が主人公の小説だ。 であるはずなのに、僕の印象にもっとも残ったのは、主役であくの強いストリックランドではなく、誰がどう見ても脇役のストルーブなのである。 このストルーブという人は、悪い意味でだが、いい人だ。 彼は、ストリックランドの才能を誰よりも早く見抜き、彼を支援する善人である。妻に対しても愛情をもって接しており、そこからは優しい家庭人の姿がうかがえるだろう。 優しさが度を越して、卑屈にすら見えてくるところもあるが、愛すべき小人物であることは事