「海を渡った人類の遥かな歴史」書評 冒険性を否定する、人と海との親密さ｜好書好日

海を渡った人類の遙かな歴史 古代海洋民の航海 （河出文庫） 著者：Ｂ．フェイガン 出版社：河出書房新社 ジャンル：一般 海を渡った人類の遥かな歴史―名もなき古代の海洋民はいかに航海したのか [著]ブライアン・フェイガン 人間の住む世界から遠く離れた北極の氷の中や太平洋に浮かぶ孤島を訪ねた時、いつも考えることがあった。はるか昔、何千、何万年という昔に、海図も六分儀もないのに、ここまで来た人たちがいたのだ。水平線のはるか向こうを目指した古代の人たちの胸の内に思いをはせた時、私はいつも心が震えるような思いがした。 陸地を離れて海へ出る。人類がアフリカを出て世界へ拡散していく歴史の中で、それは確かに最も想像力を刺激する一歩だった。本書はそのことについて書かれた本だ。歴史の教科書に太字で記される華々しい海戦や探検家の航海について触れたものではない。天体を見て遠洋に漕（こ）ぎ出したポリネシア人や、大三

[pilpilpil]

旧商船大学の卒業生なら近代航海術の脆さを知っている。

[cotonohamohei]

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[rmozx]

書評：海を渡った人類の遥かな歴史―名もなき古代の海洋民はいかに航海したのか　[著]ブライアン・フェイガン - 角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家) | BOOK.asahi.com：朝日新聞社の書評

[blueboy]

弥生人はどこから来たか？　南方から琉球諸島経由で。　→　「縄文人と弥生人 ２」 　　　　http://j.mp/1b1Bzrp　　　／　この本の話。　http://j.mp/1cHUNjY

[diet55]

「冒険性の否定。…古代人はいつでもどこからでも帰れるという自信を持って外洋に漕ぎ出した。」 QT @Kawade_shobo: amazon在庫を一気に品切にした、角幡唯介さんによる『海を渡った人類の遥かな歴史』（ブライアン・フェイ

[bitterdamerung]

メモ

[sasahiro007]

こ、これは読みたいなー。

[tzt]

どの本で読んだかは忘れたが、タバコ欲しさに遠い島まで一人で帆のついたカヌーをだすポリネシアンのはなしは印象的だった。島を渡るのは冒険でもなんでもない日常なんだなって。

[takahiro_kihara]

図書館に入れば、見てみる。

[hharunaga]

「古代人はいつでもどこからでも帰れるという自信を持って外洋に漕ぎ出した」 ←遭難事故のあった今こそ読みたい。

[death6coin]

古代には環太平洋通商圏があったと主張する研究者もいる

[BigHopeClasic]

その航海技術はごく一握りの人間だけが有するとても特殊な技能だったのではないのかな。そして生き残った者の物語は語り継がれる。

[bt-shouichi]

「冒険性の否定」「天体の位置、潮のうねり、鳥の動き、島に伝わる伝承」「外洋航海は日常的な沿岸航海の延長線上にあり、未知への旅立ちが冒険でなくなるほど彼らは海と親密な関係を築いていたという」