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荒井裕樹さん「車椅子の横に立つ人」インタビュー 歴史は言葉から摩耗する|好書好日
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荒井裕樹さん「車椅子の横に立つ人」インタビュー 歴史は言葉から摩耗する|好書好日
障害者の置かれた苦境に加えて、本書は言葉をめぐる現下の危機的様相についても鋭く問いかける。二つが... 障害者の置かれた苦境に加えて、本書は言葉をめぐる現下の危機的様相についても鋭く問いかける。二つが切り離せぬことは、例えば次のような一節からも明らかだろう。 「わかりやすく言葉にできないこと。簡潔にはまとめられないこと。そうした事柄が尊重されない状況になっている」「どれだけ大切なものを削り落としていようとも、社会は『わかりやすい言葉』を重宝する。SNSの制限字数に収まるもの。時間の尺に収まるもの」 コロナ禍の報道で「隔離」という言葉が飛び交ったことに眉をひそめる。「隔離」にはハンセン病でのそれをはじめ反省すべき深刻な過去があるだけに、「腹に力を入れないと出て来ない言葉のはずです」。なのに軽く扱われる、非常時なのだからと退けられてしまう、だが「ブラック・ライブズ・マター」同様それはマターなのだ、と。「歴史は言葉から摩耗する」とも語ったが、昨今の政治に鑑みても卓見と思う。 文学研究を専攻しつつ、