「蘭学事始」杉田玄白著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

江戸中期の蘭学医杉田玄白（1733-1817）が文化十二（1815）年、８３歳でおよそ半世紀前の蘭学草創の頃を振り返って著した自伝である。玄白の丁寧な叙述から一つの学問が誕生する瞬間の瑞々しさが伝わってきて心動かされる。 「蘭学事始」の記述の大まかな流れはこうだ。まず江戸時代、長崎出島のオランダ人から医学を学んだ人々によってオランダ流医学が誕生する。当時の他の職業や学問がそうであったように、それは家を基礎としたいくつかの流派として登場してきた。西流、栗崎流、桂川流、カスパル流などが主なオランダ医学の流派となる。玄白の説明によるとこの中の栗崎流は初代が南蛮人の血を引き、一旦国外追放されながら後に許されて帰国、医学者となったという話で非常に興味を覚えるのだが、同書の注釈によれば、そういうわけではなく、海外で医学を学んだ後帰国した人物ということのようだ。 八代将軍吉宗によって海外の書籍の輸入が緩

[kowyoshi]

すでにみんな口にしているが、「風雲児たち」の解体新書編がまさにこの内容を見事に表しているのよね。

[takanofumio]

「風雲児たち」のキャラしか思い浮かばん…/源内の墓碑銘こんなんなのね。天然居士みたい

[toronei]

「蘭学事始」と「風雲児たち蘭書翻訳編」の原作を合わせて、大河ドラマ作るのまだー？

[kousyou]

ブログ更新しています。有名な蘭学事始に描かれた杉田玄白たちの努力や蘭学を興隆させた背景などについて簡単に。

[hiruhikoando]

『解体新書』翻訳の場所の近所に福沢諭吉が引っ越してきて私塾を始めた縁で再出版に慶応が全面協力したりとかエピソードに事欠かない本だったりする。

[u-chan]

栗崎流の話は知らなかった。前野良沢は元祖ぶっ飛び系だったらしいね。

[watto]

“彼（平賀源内）は凄まじいバイタリティで休む間もなく様々なことに挑戦したが悉く失敗し、山師と罵られ、獄死という悲しい最期を遂げる。” そして今やウナギ絶滅の戦犯に…いつも本題と無関係のコメですんません

[moons]

杉田玄白と前野良沢って、ジョブスとウォズみたいなキャラクターだったんだな。大雑把で推進力のある玄白とオタク肌で職人気質の良沢。

[nakakzs]

さらにもうちょっと先、天保の年代のあたり(蛮社の獄)も見ると、学問と時勢の流れが見えて面白い。

[kageyomi]

アカン。『風雲児たち』のキャラが頭のなかに出てきやがる。

[ijustiH]

現代は蘭学なら事始にあたるのか事終なのか

[wapa]

やっぱりこの辺りは「風雲児たち」がお勧めだよね。教科書で学んだ歴史観とは全然違っていて面白い。生を感じられる。

[machida77]

蘭学者の情熱と事績。

[daybeforeyesterday]

うーむ

[nomitori]

わいも最近初めて読んだんだけどあの時代の空気感伝わってきて面白いよね。