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第1章 「国のIRの場」としてのダボス会議
竹中さんとダボス会議の出会いは、経済学者として活躍されていた時のこと。それ以来、ダボス会議に参加... 竹中さんとダボス会議の出会いは、経済学者として活躍されていた時のこと。それ以来、ダボス会議に参加し続けられ、現在は運営側の立場として関わっていらっしゃいます。今回は、ダボス会議とはどのような意味をもつ場なのかについて、お話いただきます。 ダボス会議は参加者一人ひとりが主役である 竹中さんは、2007年から「ダボス会議(世界経済フォーラム World Economic Forum)」の「ボード・オブ・トラスティ(理事会)」のメンバーでいらっしゃいます。理事の役割というのは、どういうものなのでしょうか。 竹中 ダボス会議には、「ボード・オブ・トラスティ(理事会)」とは別に、執行部として「マネージング・ボード」という組織があります。「ボード・オブ・トラスティ」は、企業でいえば「取締役会」の役割です。つまり、執行部である「マネージング・ボード」のモニタリングをする役割ですね。 ダボス会議の理事の仕
2020/03/09 リンク