E2091 - あらゆる人が集う場所に：英・公共図書館建築の優良事例から | カレントアウェアネス・ポータル

あらゆる人が集う場所に：英・公共図書館建築の優良事例から 英国では，ユニバーサルデザインの考えが重視され，公共図書館（以下「図書館」）においても，「認知症にやさしい」「自閉症にやさしい」施設となるための職員向け研修の実施や，自閉症を抱える住民とその保護者等向けの図書館利用ガイドの作成（スコットランド），認知症を含めたメンタルヘルスの不調を抱える住民を対象とした読書療法の取組“Books on Prescription”への政府助成の開始（ウェールズ）等，数多くの施策が実施されている。 世界図書館情報会議（WLIC）：第84回国際図書館連盟（IFLA）年次大会（E2078参照）の「図書館におけるユニバーサルデザイン」に関するセッションで発表した英国のストックトン＝オン＝ティーズ市図書館のフリーマン（Mark Freeman）氏は，上記のように近年の英国の状況を概観したうえで，図書館建築におい

[egamiday2009]

「施設のバリアフリー化に加えて，これまで図書館に馴染みがなかった住民の図書館利用の「壁」を下げ，利用を促すための工夫」