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10年度の販売数は約17万9000本(前年比154%)と、一般的なシャンプーとしてトップシェアを握る花王「サ... 10年度の販売数は約17万9000本(前年比154%)と、一般的なシャンプーとしてトップシェアを握る花王「サクセス」(実勢価格600円前後)より一桁少ない“ニッチ”市場ではあるが、単価4800円(350ml入り)とサクセスの10倍近い高額シャンプーとしては大健闘し、一つのブランドとして認知が進みつつある。 価格競争が厳しい“成熟市場”と見られているシャンプー、コンディショナーの世界で、なぜ高価なスカルプDがこれほど急伸したのだろうか。 頭髪治療を専門とする医師らと共同開発したことで、製品への信頼感が増したのは確かだろう。ただし、これを強力に売り伸ばしたのは、ネットを軸とした独特の販売・宣伝戦略である。 通常、シャンプーやコンディショナーの世界では、ドラッグストアやスーパーなど取り扱い小売店をいかに拡大するかがカギとなる。しかし、スカルプDは、ネット販売に集中して拡充する手法を採った。「ヘア
2015/02/27 リンク