「低金利政策が低成長を招いた」説は本当か、データで見る“真実”とは？

はらだ・ゆたか／1950年東京生まれ。名古屋商科大学ビジネススクール教授。1974年東京大学農学部卒。経済企画庁、財務省などを経て、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを歴任。著書に『日本国の原則』（石橋湛山賞受賞）、『デフレと闘う』など。 原田泰 データアナリシス 日銀審議委員等を歴任し、現在は名古屋商科大学ビジネススクール教授である原田泰氏が、日本の社会で日々起こるさまざまな事象を数字で読み解いていく。長年にわたって経済・金融政策立案の最前線に身を置いてきた原田氏ならではの鋭い視点で、日本の深層に迫る。 バックナンバー一覧 「1％以下の金利でなければ採算が取れないような投資をいくらしても、経済は成長しない」という議論がある。だから、低金利政策はむしろ低成長をもたらすか、そうでなくても成長を回復させない、という意見である。例えば

[howlingpot]

実際は80-90年代並の投資拡大をしたくても出来てないとの結果。名目金利と実質金利の違い、デフレ的財政の悪影響、超円高や金融危機のトラウマその他、小泉竹中風ｗの「利上げによる企業淘汰」待望論とは真逆の現実。

[maturi]

デフレマインド…モノの値段は未来永劫上がらないのでモノを買うのに焦る必要はない　　リフレマインド…名目金利は未来永劫上がらないのでお金を借りるのに焦る必要はない　（違