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釜石版ブルーカーボン・オフセット制度 養殖ワカメなどCO2吸収量販売 漁業振興、環境保全につなぐ
釜石で始まったブルーカーボン・オフセット制度 2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量実質ゼロを目指... 釜石で始まったブルーカーボン・オフセット制度 2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量実質ゼロを目指す釜石市。このほど、養殖ワカメやコンブが吸収、貯留する温室効果ガスのCO2の吸収量を販売し、企業や団体が買い取る排出権取引制度を創設した。企業活動で出るCO2を海藻などによる吸収で相殺する「ブルーカーボン・オフセット」の取り組み。市独自の制度となる “釜石版”の収益は生産者らに還元し、漁業振興に役立てる。6日には制度初となる認証を行い、首都圏の2社に証明書を交付した。 釜石版制度の流れやメリット ワカメなどが吸収、貯留するCO2量の算定方法については東京大学大気海洋研究所大槌沿岸センターと岩手大の協力で確立。成長過程で脱落した破片が海底に沈着し、長期間分解されずにとどまって海中に貯留された量を「ブルーカーボン」とする。 この制度には市内の3漁協の力が不可欠。養殖ワカメやコンブの生産量の報
2023/10/17 リンク