エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント2件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
江戸の出板事情
いうまでもなく江戸時代の出板物の大半は木版であるが、文化9(1812)年に出板された読本に『復讐雙三弦... いうまでもなく江戸時代の出板物の大半は木版であるが、文化9(1812)年に出板された読本に『復讐雙三弦』という板本がある。読本よみほんと呼ばれる絵入り小説は、江戸後期に出板された文学作品の中では、一番格調の高いジャンルに属する一群の読み物であった。この本の内題下には「蓬洲著作並書画」とあるが、これは作者である神屋蓬洲が挿絵を自ら描いたのみならず、板下の清書(筆耕)までも手掛けたものと受け取れる記述である。蓬洲は物好きの変わり者で彫りまで自分でやったともいわれているが、もし本当に板木彫りまで自分でしたとすれば、この本は究極の手作り本ということになる。にもかかわらず決して私家版として作られたのではなく、きちんと板元から公刊されたもので、貸本屋を通じてそれなりに読まれたものと思われる。 このように作者が画工や筆耕を兼ねて作られた本は、江戸期にあっては、とりわけ珍しく特別な例とはいえない。たとえば
2007/03/20 リンク