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ミステリー小説です。 お読みいただけると嬉しいです。 元デトロイト駅 「彷徨える王」 米国東部、デト... ミステリー小説です。 お読みいただけると嬉しいです。 元デトロイト駅 「彷徨える王」 米国東部、デトロイト川の岸辺では雨が、土手にからむ波音を消していた。カナダと米国を結ぶ国境の橋、通称ブリッジを一台の車が通り過ぎる。フロントライトが橋の下にいる男を照らした。 眩しい光に目を細め、男は機械的に身を竦める。痙攣《けいれん》するように首をまわすと、ぽきぽきと骨の音が響く。 「重いな……」 男の声がもれた。 暑いと言い間違えた。いや、本当に間違えたのだろうか? 木綿糸のような荒い雨が、したたる汗を拭ってくれる。記憶にはないが、これは母の手のように優しいものだろう。 それにしても、川から死体を引きずりあげている自分が、ぬくもりの感想でもないだろう。こういうとき、人はどんな感情を持つのだろうか。 男は頭をふった。 再び鎖を引く。体が引きちぎれそうだった。先ほどからこの馬鹿げた行為に、どれほどの時間を
2022/09/09 リンク