小池氏はおろか、石丸氏にも大惨敗…蓮舫氏が「まさかの３位」に撃沈した「納得の理由」（白鳥 浩） @gendai_biz

史上最多の56人の立候補者を数えた東京都知事選挙が終わった。 当初から、この都知事選は、現職の小池百合子氏と、参議院議員を辞して野党第一党の立憲民主党から出馬した蓮舫氏の一騎打ちになると目されていた。ところが蓋を開けてみれば、都民に限らず大きな関心を集めた選挙戦は小池氏の圧勝で、2位は広島県の安芸高田市長から転身した石丸伸二氏、蓮舫氏は3位という結果となった。 筆者はこの二人、小池氏を「劇場型政治家」、蓮舫氏を「突破型政治家」と評してきた。両者の選挙戦の特徴を比較しながら、なぜ、小池氏がこの選挙戦を制することができたか、そしてなぜ蓮舫氏は3位に沈んでしまったのか、ということを明らかにするのが、この記事の目的である。 告示前からすでに始まっていた 今回の都知事選は、それだけを単体で分析しても意味がない。というのもその前段階での展開が、この都知事選に大きな影を落としていたからである。 この都知

[paravola]

この石丸氏が大きな注目を集める一つの転機となったのは、前述の日本記者クラブにおける共同記者会見だった