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「色街」の過去と現在を追って、湿った路地裏をさまよう(中島 丈博) @gendai_biz
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「色街」の過去と現在を追って、湿った路地裏をさまよう(中島 丈博) @gendai_biz
今はなき玉の井という街 前田豊『玉の井という街があった』、神崎宣武『聞書き遊廓成駒屋』、井上理津子... 今はなき玉の井という街 前田豊『玉の井という街があった』、神崎宣武『聞書き遊廓成駒屋』、井上理津子『さいごの色街飛田』と、こう3冊を並べてみると何やら壮観の趣が漂うようである。 関東大震災後私娼窟から赤線地帯へと発展した東京墨田区寺島町の玉の井。 日本でも最大級の遊郭として大正昭和期に殷賑を誇った名古屋駅裏の中村遊郭。 大火で焼失した難波新地乙部の代替地として新設されたという近代大阪の色街飛田。 東京、名古屋、大阪と日本列島を西へ横断するような色街の配置ではあるけれど、それぞれ思い入れがないわけではない。 玉の井は永井荷風の『濹東綺譚』の舞台だし、赤線に隣接する地区での日常を少年の目を通して綴った、滝田ゆうの漫画『寺島町奇譚』をドラマ化(昭和51年)した際には、せめて片鱗でも往時の残滓を嗅ぎ取りたくて界隈を歩き廻ったものだった。 上京したのが昭和32年の5月では当面、環境に慣れるのが精一杯