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トランプ外交に「一貫性がない」という分析が大間違いである理由(篠田 英朗) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
米国のシリア攻撃は国際法違反か 4月7日、トランプ政権がシリアのシャリラト空軍基地への攻撃に踏み切っ... 米国のシリア攻撃は国際法違反か 4月7日、トランプ政権がシリアのシャリラト空軍基地への攻撃に踏み切った。 北西部イドリブで化学兵器が使用されたとされることへの対抗措置として、化学兵器使用に用いられたとされる軍事基地が攻撃され、破壊されたわけである。 米国国内での政治的含意としては、2013年に化学兵器がシリアで用いられた際に「一線を越えた」として武力行使をほのめかしたオバマ大統領が、結局その言葉を実行しなかったことへの対抗意識があるだろう。 つまりトランプ政権は、「一線を越えたら行動する」という一貫性のある政策をとることを選択したわけだ。 したがってこの軍事行動をもって、対ロシア・対アサド政権の政策に変更がなされた、トランプ政権の外交には一貫性がない、などと騒ぐ必要はないと思う。 「化学兵器使用の容認は米国の死活的な安全保障上の利益に関わる」という言葉通り、化学兵器使用は一つの論理構成とし
2017/04/11 リンク