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「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由(阿部 幸大) @gendai_biz
大学生を見たことがなかった 私の育った釧路市のような田舎に住む子供の多くは、おかしな話に聞こえるか... 大学生を見たことがなかった 私の育った釧路市のような田舎に住む子供の多くは、おかしな話に聞こえるかもしれないが、まず「大学」というものを教育機関として認識することからして難しい。 言い換えれば、大学を「高校の次に進む学校」として捉える機会がないのだ。 高校生の頃の私が「大学」と聞いたとき思い浮かべることができたのは、「白衣を着たハカセが実験室で顕微鏡をのぞいたり、謎の液体が入ったフラスコを振ったりしている場所」という貧しいイメージのみであった。仮に当時の私が「大学には18歳の若者が通ってるんだよ」と教わっても、驚くどころか、意味がよくわからなかっただろう。 たとえば釧路市民にとっての「都会」といえば札幌だが、釧路と札幌は300km、つまり東京―名古屋間と同じくらい離れている。市内には2つの大学があるが、いずれも単科大学である(当時は知らなかったが)。 日本の各都道府県にはそれぞれ総合大学(
2018/04/25 リンク