新型コロナ「世界的感染」…いつ何が起きてもおかしくない（福田 直子） @gendai_biz

全世界へ広がるのは時間の問題 2月下旬、「ドイツもパンデミーの入口にある」と厚生労働大臣が宣言して以来、市民のあいだに不安が広がっている。新型コロナ感染はどこか遠くの地で起こっているような印象であったが、状況は一転した。 2月の感謝祭の休暇が終わり、イタリアからの帰還者のうち、実際に何人が感染者がいるかわからない。中国、韓国、日本、イランなどからに加え、ドイツへの渡航者は、イタリアも警戒範囲となった。飛行機だけでなく、電車や団体のバス旅行者などでもチェックされた場合は最近、イタリアに滞在したかも申告が必要となったのだ。 そして感染者が激増したときの場合に医療体制をどう備えるべきか。ドイツには2万8000人分が集中治療用（ICU）の病床数があるが、地域の病院で隔離できる病室の設備がある場合は転用する構えだ。そして「100件でも余分に検査ができるのであれば行う」用意をしているという。 3月1日