11月6日 海苔養殖の母・ドリュー＝ベーカー誕生（1901年）（ブルーバックス編集部）

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。 「海苔」と聞いてあなたはなにを思い浮かべますか？ 日本には寿司やおにぎりなど海苔を使った料理が多くあるほか、海苔をメインにした「海苔弁」まであります。 このように普段の食卓に欠かすことのできない海苔が、その昔、海苔は貴族のみが食べることを許される高級品だったことをご存知でしょうか。 今日、11月6日はそんな海苔を安定して育てる養殖の手法の基礎を考案した「海苔養殖の母」キャスリーン・ドリュー＝ベイカー（Kathleen Mary Drew-Baker,1901-1957）の誕生日です。 1901年、イギリスのランカシャー州で生まれたドリュー＝ベイカーはマンチェスター大学で植物学を学び、そこで修士号を獲得しました。 ドリュー＝ベイカーは藻類の研究で知られており、

[kaku_q-karakuwa]

（gendai）ドリュー＝ベイカーは藻類の研究で知られており、紅藻の三倍体の発見などが著名ですが、とりわけアサクサノリ類における糸状体の発見は日本の海苔養殖に大きな影響を与えました。