第33回 「車輪の再発明」の価値 | gihyo.jp

言語「GAME」との出会い 私が若いころにした仕事の一つに「GAMEコンパイラの開発」がある。まだPCすら世の中になく、NECのTK-80に代表されるむき出しの基板に8ビットのプロセッサと数KBのメモリを乗せただけの「マイコン」と呼ばれるコンピュータしか一般の人には手に入らなかった時代である。 当時、私は（マイコン専門の月刊誌を出していた）アスキー出版に出入りする高校生のバイトだったが、そこで出会ったのが大西博氏によって作られたGAMEという言語とインタプリタである。BASICを簡略化した非常に簡単な言語だった。それまではアセンブラ[1]で書くしかなかったTK-80 の開発環境を格段に良くするものだったのだ。 GAMEの開発効率の良さに惚れ込んだ私は、さっそく（アセンブラでは到底不可能だった）アクションゲームを作り始めたが、たかだか2MHz 程度のクロック数しかないプロセッサで走らせるGA

[mangakoji]

GAMEコンパイラって、このヒトだったのか。

[quick_past]

アスキーで発表された軽量コンパイラ。同時期にTL/1ってのもあったhttps://is.gd/xikYiT 16bitデータが扱えるけどそのかわり読みにくくなってるのがGAME、8bitデータだけど読みやすいのがTL/1

[mikage014]

常識を知らなかったから常識外れのアプローチで解決ってマンガみたいな展開。根っからのハッカーなんだなぁ。

[otchy210]

これは車輪の再発明とは違うような…。とはいえ、業務では許されない車輪の再発明も、趣味プログラムでやるとすごい自分で色んな事が理解できるし、一周回ってフレームワークの凄さも理解できるので良いと思う。

[chintaro3]

車輪の再発明というよりは、伊勢神宮の式年遷宮のようなもの、と言いたい。

[minonet]

第33回　「車輪の再発明」の価値 ── Software is Beautiful 私が若いころにした仕事の一つに「GAMEコンパイラの開発」がある。