高血圧の人はどんな運動をすれば血圧を下げられる？

ウォーキング（トレッドミル歩行）、エルゴメーター（固定自転車こぎ）、水中歩行など、無理なく行える有酸素運動を選ぶ。ややきついと感じられる運動強度で、連続または累計で1日30分以上行う。頻度は週に5～7回を目安にする（イラスト＝PIXTA） 高血圧の人向けの有酸素運動は、「ややきついと感じられる運動強度」で行うとよいとされています。ややきついと感じられる運動強度とは、「主観的運動強度（RPE）」における数値で「13」に相当するもの。主観的運動強度とは、スウェーデンの心理学者であるボルグ博士が考案したもので、運動するときに自分が「きつい」とか「楽である」と主観で感じる強度を、6から20までの数値で表しています。 ややきついと感じる強度で行うとはいえ、運動の最中は血圧が平静時よりも高くなります。そのため、すでに高血圧だと診断されていたり、健康診断で血圧が高めだと指摘されたりした人は、事前にかかり

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“運動すると血圧が下がるのは、体を動かすことによって血管の中で一酸化窒素（NO）が発生し、それに血管を広げる作用があるから。一酸化窒素を血管内に増やす効果が高いのは「有酸素運動」”