出版社・編集者はボランティアで漫画家を育ててるわけじゃないでしょ？ - P2Pとかその辺のお話@はてな

佐藤秀峰の件については、色々と思うところがあってゆっくりを色々考えながら書いているのだけれど、ちょっと気になる記事があったので、それに対する反論だけ書いておく。 僕はクリエイターが0から1を生み出す事に尊敬の念を忘れないようにしているんですけど、同様に1を10にするのは編集者で、10を100にも1000にもするのは出版社だと思っています。 種を植えたのは佐藤先生で、それを発芽させて大樹まで育て上げたのは佐藤先生＋担当編集＋講談社の三者による共同作業だと。 編集者はアイディア出しや資料集め・取材を手伝い、出版社は漫画雑誌が大赤字で売れない時代にリスクを背負ってお金をかけて雑誌に掲載・広報宣伝費を負担する。 そうしてみんなで育てた「ブラックジャックによろしく」を、大成功したからと言って今度は自分のサイトで有料配信というのは「ズルくない？」と思ってしまう。 「ブラックジャックによろしく」は大丈夫

[heatwave_p2p]

id:ripple_zzz 音楽の場合だと著作権は譲渡、原盤権は出版者持ちですしね。漫画の場合は、漫画家が権利関係を保持したままだから可能なんでしょね。もともと契約で縛るより慣習で縛ってたって感じなんでしょか。

[ks1234_1234]

“この構図で、漫画家だけが低い扱いを受けていることこそ、出版社側の「ズルさ」だ”は出版社にいた人間として納得がいかない。たとえば初版保障印税。1冊も売れない本でも著者には印刷冊数分の印税を出すよ。

[aike]

マンガ家と出版社の関係は不公平感も含めて起業家と投資家に近いと思う。有料配信が出版社の投資を受けた「ブラよろ」とかじゃなくてまったくの新作なら素直に応援できるかも

[orihime-akami]

ビジネスとしてのインディペンデントはもっと面白いはず。同人はそういう意味で「もっと面白くなれる」媒体だろうし、同人の面白さは同人の外にもあるんだと思う。問題はオタク文化との親和性だなｗｗｗ

[inumash]

そうそう。前も書いたけど、「商業」と「フリー」の間の「インディ」というグレーゾーンがいっつも無視されるんだよね。

[mohno]

「ラルクがサークルで売る」というのは、「別の会社に移籍する」程度の話。佐藤氏が一方的に契約破棄したのでなければ「職業選択の自由」の範囲でしょう。佐藤氏は、悪い先例になる懸念があるのだけれど。

[ripple_zzz]

連載中の作品を配信？マンガ業界ってのは自由にさせてるのね。仮にこれが音楽や映像業界だったら訴えられるレベルでしょう。

[yashide]

逆に編集者の意見で否応なく変えなくてはいけなくなったところを作者のやりたかった元に戻すとかでやったら大いにアリだと思う。商業的にはわからないがより作者の表現したかったことは伝わるかもしれないし。

[nvs]

「たまに見かける「アマチュアとプロとの境目がなくなりつつある」ってのも、その中にはインディペンデントが想定されていないのかなと思ったりもする。」

[mitimasu]

漫画家は社員じゃない。会社が扶養する義務は無く漫画家が社蓄になる義務もない。逃げられるリスクもあるが捨てることもでき、捨てられることもあるが逃げる自由もある。ケツは自分で持てばよろし。