３００勝・藤井聡太五冠が名人初挑戦へ大きく前進「残り３局、全力を尽くしたい」 - スポーツ報知

将棋の藤井聡太五冠＝竜王、王位、叡王、王将、棋聖＝が２３日、愛知・名古屋将棋対局場で指された第８１期順位戦Ａ級６回戦で、先手・佐藤天彦九段を１１０手で破った。 四段昇段（１６年１０月）から６年２か月、２０歳５か月の史上最速・最年少で公式戦通算３００勝を達成（５９敗＝未公開の対局結果を含む）。Ａ級のリーグ戦は５勝１敗で単独トップに立ち、渡辺明名人＝棋王＝への初挑戦に前進した。「残り３局なので意識するというより、残りに全力を尽くしたい」と話した。 名人３期の実力者・佐藤を攻め込み、日付が変わる長丁場になったものの、危なげなく押し切った。「バランスを取るのが難しい局面が続いた。すぐに終盤になってしまいそうな変化が多かった」と藤井。一方の佐藤は「先手なんですが、いきなり潰されそうな将棋でした」と五冠の“圧”を振り返った。 両者は２７日、棋王戦挑戦者決定二番勝負第２局（藤井１勝）でまた対戦。勝った方