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『「においオブジェクト」を学ぶ』 においは記憶でつくられる - HONZ
なぜ、「におい」に名前をつけることは困難なのだろうか? この問いに答えるためには、先ずその困難さを... なぜ、「におい」に名前をつけることは困難なのだろうか? この問いに答えるためには、先ずその困難さを理解する必要がある。においを表す言語的表現を思い起こせば、必ずといっていいほど比喩が付いて回る。コーヒーのようなにおい、腐卵臭、バラの香り。これらは、においに名前をつけたというより、においをもたらす物質を表記したものと言えるだろう。 「刺すようなにおい」や「甘いにおい」のように、触覚や味覚を嗅覚と結びつけることも多い。味覚と嗅覚の結びつきは特に強力で、少なくとも10の言語(英語、ドイツ語、中国語など)には、食物摂取中に生じる味覚と嗅覚の成分を区別する用語は存在しないという。「晴れた日の海の色」や「寒気をもたらす色」と言わなくても、「青」という言葉でその色覚を表現できることを考えると、におい命名の困難さが際立ってくる。本書でにおい知覚が生み出される仕組みを理解すれば、この困難さの原因がよく分かる
2015/02/16 リンク