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『笑い神』漫才とは何か。笑いとは何か。 - HONZ
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『笑い神』漫才とは何か。笑いとは何か。 - HONZ
徒手空拳、という言葉がある。手に何も持たず、身ひとつで何かにのぞむことを指す。 漫才は文字どおり徒... 徒手空拳、という言葉がある。手に何も持たず、身ひとつで何かにのぞむことを指す。 漫才は文字どおり徒手空拳の芸だ。サンパチマイクの前で、全身を客に晒し、しゃべりの技術だけで勝負する。実にシンプルな芸だ。シンプルなだけに、客にも違いはすぐにわかってしまう。上手いか下手か。おもしろいかおもしろくないか。 客ウケが悪いと、芸人の表情はみるみる青ざめていく。脂汗が流れ出す。だが途中でやめるわけにはいかない。繰り出す言葉はことごとく空回りし、もはや客は誰も笑っていない。これではまるで公開処刑である。だからといってやめるわけにはいかない……。「笑い」とはなんと残酷なのだろう。 刊行を待ち焦がれていた一冊をようやく手にした。本書は2021年秋から2022年春まで、全22回にわたって週刊文春に連載された「笑い神 M-1、その純情と狂気」をまとめたものだ。とてつもない熱量の連載で、毎週貪るように読んだ。文春砲