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遁走状態 (新潮クレスト・ブックス) by ブライアンエヴンソン - 基本読書
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遁走状態 (新潮クレスト・ブックス) by ブライアンエヴンソン - 基本読書
記憶というのは主観的なものだからか、自分にとって重要でいつまでも記憶の隅にこびりついて離れないも... 記憶というのは主観的なものだからか、自分にとって重要でいつまでも記憶の隅にこびりついて離れないものが、他人にとってはどうでもいいことだったりすることがよくある。 たとえば自分を例にとれば、小学生の時のことだ。スイミングスクールに一人で、バスに乗って通っていた。携帯も何もない。ぼけーっと何を思うともなく、座りながら外を見ていたら、両手を離しながら音楽を聞いて自転車を漕いでいる男の人が見えた。僕自身はようやく自転車に乗れるようになったか、はたまたまだ乗れないぐらいだったのだろう。両手を話して自転車をこげるのが凄いと思ったし、優雅に見えたし、「大人だなあ。自分もいつかあんなふうにだるそうに両手を離して、音楽を聞きながら自転車をこげるのだろうか。いや、はやくあんなふうになろう」と思ったものだ。 だからいまだにとって僕の中での「大人」はあの人なのである。ちゃんと自転車に乗り、両手離しで自転車をこげる