Mankiw: Macroeconomics (7th edition) : 池田信夫 blog

2009年12月21日13:07 カテゴリ本経済 Mankiw: Macroeconomics (7th edition) 何度も紹介したMankiwの教科書が、やっと届いた。学部上級向けなので初心者には無理だが、政策担当者には必読書である。霞ヶ関のみなさんは学力があるので、公務員試験の古い経済学の知識をアップデートしてほしい。 大学における経済学教育の問題の一つは、学部で教えるマクロ経済学が70年前のIS-LM理論のままで、大学院以上で教える最近の理論(DSGE)とまったく違うことだ。この点を修正する教科書もいくつかあるが、DSGEを本格的に教えようとすると、変分法などの動学的最適化理論の知識が必要で、これが大きな障害になっていた。本書はこの問題を、合理的期待の代わりに適応的期待を使い、初等的な差分方程式にすることによって避けている。 この簡単なモデルでも、DSGEの本質は十分わかる。そ

[atsukanrock]

金融・財政政策は短期的な効果しかない

[kodaif]

"学部レベルで教えるケインズ理論には自然率の概念がなく、あたかも政府が経済水準を自由にコントロールできるかのように教えるので、政治家も官僚も自称エコノミストも、不況になると「景気対策」を際限なく要求"

[hihi01]

「自然率とは、政府が介入しないで経済が自律的に維持できる所得や金利や失業率の水準だ。」中長期には技術革新とマネジメンのみが自然率を高めることが出来るのか？、いずれも「FREE」経済を目指すことになる。

[georgew]

大学における経済学教育の問題の一つは、学部で教えるマクロ経済学が70年前のIS-LM理論のままで、大学院以上で教える最近の理論(DSGE)とまったく違うこと > ある世代以前のオトナは全員再教育必要。