コンセンサス型企業の終焉* : 池田信夫 blog

2010年01月07日09:32 カテゴリ経済テクニカル コンセンサス型企業の終焉* きのうの記事には意外に大きな反響があり、いろいろなコメントやTBもついたが、すべてに答えることはできないので、MITの大学院生からの「会社は本当に株主のものか？」というTBに簡単にお答えしておこう。 きのうも書いたように、株式会社が株主のものであることは法的には自明である。しかし企業を公開会社にしなければいけないという法律はないのだから、「株主至上主義」がいやな経営者は、MBOで閉鎖会社にすればよい。現にアメリカでは公開会社の「閉鎖化」が進行している・・・というのが彼女への短い答である。 少しテクニカルな話を補足すると、学問的には株式会社より効率的なガバナンスがあるかどうかについては長い論争がある。特に日本企業のパフォーマンスが高まった80年代には、マイケル・ポーターなどが「長期的視野」で経営できる日本的

[cloudliner_tweets]

"コンセンサス型企業の終焉* - 池田信夫 blog"

[REV]

Ａｐｐｌｅが創業者を「呼び戻した」のは珍しい例かな。

[kiyo1978]

複数の生産要素にコントロール権を与えると交渉問題が生じるので、最大のボトルネックになる生産要素だけにコントロール権を与え、他の生産要素については契約ベースで調達することが効率的だというのが彼の結論であ

[junkcollector]

その組織が属する業界や国が成熟するに伴い、最適なガバナンスの在り方も変わってくるということになるか。

[ryozo18]

しっくりくる論理

[rz1h931f4c]

「必要なら企業を退出させるメカニズム」これ大事

[kodaif]

"交渉権を与えることは理論的には望ましくない。むしろ労働市場を柔軟にし、教育によって習得可能な専門的技能を労働市場で配分するることが望ましく、IT産業では技術の標準化によってそういう傾向が強まっている"

[kirghisia]

RT @ikedanob: 池田信夫 blog : コンセンサス型企業の終焉*

[georgew]

アップルやグーグルのように創業者が独断で決めて、彼が間違えたらつぶれるという19世紀型のオーナー企業の優位が顕著になっている > 日本ではユニクロが好例であろう。

[liberolife]

日本語の株式会社と英語のLtdは別モノ。日本語の民主主義と英語のDemocracyも別モノ。だそうだ。 -『コンセンサス型企業の終焉*』

[tmsbb]

　「独創的なイノベーションの価値が高まっているITなどの産業では、（略）19世紀型のオーナー企業の優位が顕著になっている。」

[mahbo]

「公開会社は必ずしも最適のガバナンスではないが、一定以上の規模の企業には適している。(略)厳重に規制すると、SOX法によってシリコンバレーでIPOがなくなったように、企業の自由度が制約されて成長率は低下する。」