サイフォンを巡る誤概念・・・大気圧説も鎖モデルも間違い - NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん

サイフォンを巡る誤概念・・・大気圧説も鎖モデルも間違い 詳細 詳細 2013年12月06日（金曜）20:55に公開 作者: 松田卓也 要約 サイフォンは高い場所から低い場所へ、一度高いところを越えて水をくみ出す装置である。その現象に関する説明として、大気圧によるという大気圧説が世間に流布しているがその説は間違いであるという。 大気圧説の代替案として鎖モデルが提案されているが、それは間違いである。鎖モデルでは、水分子は分子間力であたかも鎖のようにつながり、その鎖の重力で水は汲みだされるとする。水分子をひきつけあう力がもしあるとすれば、流体力学的にはそれは張力でなければならない。流体力学の常識として、サイフォン内の流れのような普通の流体の運動はナビエ・ストークスの方程式で記述される。その方程式では、流体運動を駆動する力は、1) 外力、2) 圧力勾配力、3) 粘性力であり、張力は存在しない。張力

[nekoluna]

"工学の本を読むと、ベルヌーイの式が成り立つのは当然のこととして、議論されている。(中略）物理学者は何も知らないと工学者に批判（中略）"　“せっかく苦労して一から導いたのに、水理工学では常識なのだ”

[ROYGB]

水も大気圧下なら簡単にはちぎれないような。具体的には断面１平方センチあたり１キログラムの力までは大丈夫。

[arakik10]

2013.12.12に僕のブログにコメントがあることに気が付いた。というかビッグネームからのコメントでびっくり。松田卓也さんのサイフォンの解説。これからじっくり読む。ざっと見てちょっと問題ありな議論かもしれない。