日経平均大幅続落、円高とドバイ問題で7月13日以来の安値

［東京 ２７日 ロイター］ 東京株式市場で日経平均は大幅続落した。終値で９１００円を割り込み、前営業日比で３００円を超す下げ幅。７月１３日（終値で９０５０円３３円）以来の安値となった。 円急騰とドバイショックで終日、売りに押された。円高が一服したのに伴い軟調もみあいとなったが、午後２時以降に先物主導で下げ幅を拡大。グローベックス（シカゴの２４時間金融先物取引システム）の米株先物が一段安となり、休場明けとなる今晩の米株市場への警戒感が強まったという。市場では「国内機関投資家の処分売りや先物のヘッジ売りに裁定解消売りが加わって下げ幅が拡大した。ディーラーの投げ売りも出た」（準大手証券トレーダー）との声がきかれた。 東証１部騰落数は値上がり３０９銘柄に対して値下がり１２８２銘柄、変わらずが９０銘柄だった。東証１部の売買代金は１兆３５８２億円だった。 きょうの午後は「今晩再開する米株市場で、銀行株