三菱電の11年3月期営業利益は48.5％増予想

［東京 ３０日 ロイター］ 三菱電機6503.Tが３０日発表した２０１１年３月期の連結業績（米国会計基準）予想では、営業利益は前年比４８．５％増の１４００億円を見込む。 トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト１７人の予測平均値１６８０億円を下回った。主力のファクトリー・オートメーション（ＦＡ）システムやパワー半導体などの売り上げ拡大で増益を図るとしている。 １１年３月期は売上高が前年比３．８％増の３兆４８００億円、当期利益が同２．４倍の７００億円をそれぞれ見込む。会見した吉松裕規・常務執行役は１０年度業績予想の前提にいて「緩やかな持ち直しが継続すると見込んでいるが、各国の景気刺激策の縮小や終了が予定されていることの反動や、先進国を中心に低調な建設投資や設備投資、ユーロ経済の動向が心配されるし、円高や素材価格の再高騰もあり、経営環境は必ずしも楽観できない」と述べた。 １１年３