第4節 最悪の始業式2 (一年編4) - PEACE-平穏を求めて-（カンタ） - カクヨム

「本当に最悪だ。」 ここで癒天が遅れて降りて来た。 「何なの、あの数は…！」 「分からねぇ、それもこの学校を囲うように西門方面からも…！」 虚な表情をした大量の人間が凍士が能力で作った氷の要塞を破壊しようとナイフや包丁等の武器で攻撃している。 「…おい！お前ら！誰でも良いから校舎に戻って教師陣に連絡して来てくれ…！このまま能力を使ったままじゃジリ貧だ。」 「分かった！それじゃあ、私が行ってくる！」 そして癒天は凍士の指示を聞いて走って校舎の中に戻っていった。 「任せたぞ！」 「そんじゃあ、僕は西門の方に行くことにするよ。」と、両腕をブラブラと揺らしながら言った。 「ああ、頼む」と、言った後、凍士は能力で作った要塞に小さい棘の様なモノを追加し、攻撃が氷の要塞に触れると発射する様にした。 これによって死体とは言え、意識のある者達は動きが鈍くなった。 「…うーん。うまくいかないな、このままじゃ意

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