私の知っていた人生 - なんか言えないdrops

私の知っていた人生は なかなか素敵なものでした おじいちゃんと おばあちゃんが 玄関で「また明日ね」と手を振る ベビーカーから乗り出して 息子は ゆうぐれの街を見つめている 赤紫に光る 都バスの「降ります」ランプ いちょうの木に 集会中のスズメたち ガソリンスタンドの 「オーライオーライ」の声 昨日と 何ひとつ変わらないのに こんな日がずっと ずっと続けばいい そう強く思ったんだよ 決して逢うことのない けれども とてもよく知っている友達 あの日の そして いつの日かの友達に 手紙を書くように祈った 私の知っていた人生は そんな 素敵なものでした

[taroleo]

書き手と読み手の記憶が合わさると、同じ景色を見ていたわけではないのに 不思議と懐かしさを感じる

[poccopen]

（；ω；）・・・ぐすん。ひっく。ぐすん。・・・うわあぁぁぁん、日本に帰りたくなっちゃいますよぅ・・・。／←申し訳ありません。取り乱しました・・・。

[keiseiryoku]

ある時は静かな図書室で、またある時は自宅のソファやベッドの上で、あるいは木漏れ日の差すベランダの床、春の足音の聞こえる木陰で、時間に比例してめくったペエジ数が積もっていく。それが私の知っていた人生。

[islecape]

日常ありふれたことがらの、その一回一回が実はそれぞれ異なる幸福のつみかさねで、きょう同じことをしているにもかかわらず、ある日をふと懐かしく思うようなこともある。いつかの青空と今日の青空は別のもの。

[kobeni_08]

「懐かしさ」みたいなものをポエムにしてみました。秋に書いたものをちょっと手直ししたので、季節感がなくてすいません