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膠原繊維(こうげんせんい)とは? 意味や使い方 - コトバンク
結合組織の細胞間に存在する最も普通の繊維である。真皮,腱,靱帯などはこの繊維の集束である。その成... 結合組織の細胞間に存在する最も普通の繊維である。真皮,腱,靱帯などはこの繊維の集束である。その成分はコラーゲンで,これはグリシン,プロリン,ヒドロキシプロリンを豊富に含む。1本の膠原繊維は膠原原繊維と呼ばれる無数の細い繊維の集まりであり,これはさらに細い幅500~1000Åの膠原細繊維の集まりからなる。膠原細繊維を電子顕微鏡で見ると640Åを間隔とする横紋がみられる。膠原細繊維は径14Å,長さ2600Åのトロポコラーゲンと呼ばれる棒状のタンパク質分子がその長さの1/4ずつ交互にずれながら横に並んで束を形成したもので,640Åの横紋はそのために作られる。トロポコラーゲンは繊維芽細胞によって作られ,細胞体外へ出されてから重合し,膠原細繊維となる。膠原繊維はヘマトキシリン・エオジン染色ではエオジンによって赤色に染まり,またアニリンやライト緑によく染まる。偏光顕微鏡で見ると複屈折を示す。これはトロ
2017/06/08 リンク