大好きな裏方のYさんのこと - ICHIROYAのブログ

業界にYさんというひとがいる。 Yさんは少しふくよかな体型の坊主アタマのそろそろ中年の男性である。 Yさんは、アンティーク着物の店舗をもっていて雑誌に紹介されたり、リサイクル着物のネット販売をしているわけでもなく、着物の卸販売をしているわけでもない。 でも、Yさんは業界では「顔」で、彼なくして関西の業界は回らないとまで言われている。 僕らは仕入れの時、業者間の市場に行くのだが、大きな市場には、必ず彼がいる。 市場の采配はすべてそれぞれの市主が行うが、場合によっては、Yさんが声を上げて売りをとめることもある。 僕らが参加している市場は、膨大な量の着物を猛烈なスピードで競り落とすいわば戦場である。 安いものも何十万円という高いものもあり、それらが1枚1枚だったり、何十枚まとめてだったり、臨機応変に競りにかけられ、次々に業者に買い取られていく。 競りそのものに、参加者は職業的な「誇り」や現実的な

[yumejitsugen1]

書きました！

[horahareta13]

人柄を表すのは一生懸命な姿勢ですよね。