東日本大震災：小高の特養、秋の再開断念 施設復旧に人手不足の壁 行政の対応に住民いらだち 南相馬 ／福島 | 毎日新聞

複数の高齢者介護施設を運営する社会福祉法人南相馬福祉会が、南相馬市小高区で目指していた今秋の特別養護老人ホームの再開を断念した。運営に必要な介護職員などを集められなかったためだ。南相馬市は、東京電力福島第１原発事故による避難指示の解除を受け、住民の生活に欠かせない介護施設や、スーパー、調剤薬局などの開設を事業者に働きかけているが、いずれも難航している。壁になっているのが人手不足だ。 秋の再開が予定されていたのは、原発事故による避難で２０１１年から休止中だった小高区小高の特別養護老人ホーム「梅の香」（定員６０人）。震災前は職員が約４０人いる地域の中核的な介護施設だった。

[sca_fukushi-entry]

【今週のフクシ・エントリ！】“住民の生活に欠かせない介護施設や、スーパー、調剤薬局などの開設を事業者に働きかけているが、いずれも難航している。壁になっているのが人手不足”