運転免許：高齢者講習“受講待ち” ドライバー増で 埼玉 | 毎日新聞

埼玉県では、高齢ドライバーの増加に伴い、７０歳以上が運転免許証を更新する際に受けなければならない「高齢者講習」の予約を入れにくい状況が起きている。予約が更新期限に間に合わず、免許が失効したケースは今のところないが、県警は「このまま受講者が増えると予約であふれ、免許が失効するケースも出てきてしまう」と懸念し、民間に委託してきた講習を警察官も行うなど対策に乗りだした。 ７０歳以上のドライバーの元には、免許の有効期限の半年前に高齢者講習の受講通知が届く。通知を受けた人は講習を開く教習所などに予約し、安全運転に関する座学や視力の検査、実車教習などを受けて証明書をもらい、地元の警察署で免許を更新する仕組みになっている。県内では従来、県警が委託した教習所など５１カ所で講習が実施されてきた。