写真集：脳梗塞乗り越え出版 昔話ゆかりの地を巡る | 毎日新聞

出版した写真集を笑顔で手にする大久保千広さん（右）と妻のまさみさん＝奈良県桜井市で２０１７年９月６日、佐藤英里奈撮影 奈良県桜井市大福のフリーカメラマン、大久保千広さん（６９）が全国の昔話ゆかりの地を訪ねて撮影し、話の内容などと共に紹介した写真集「昔ばなしの“あるところに”をたずねて」（青心社）を出版した。きっかけは、３年前に発症した脳梗塞（こうそく）。以後の体の不調と闘いながら妻のまさみさん（６３）の支えも受けて二人三脚で完成させた千広さんは、「納得のいく作品を作ることができた」と胸を張る。【佐藤英里奈】 三重県出身の千広さんは高校２年でカメラを始め、２０代後半から関西を拠点にフリーカメラマンとして活躍。事件や事故、災害などの現場にも赴き、撮影を続けてきた。