リニア３者協議 知事「鉄道局仕切れない」 国交相と見解に隔たり ／静岡 | 毎日新聞

リニア中央新幹線の静岡工区を巡る国、県、ＪＲ東海の３者協議について、川勝平太知事は１９日、定例会見で「（国土交通省の）鉄道局が仕切れるような問題を超えている。大臣マター」と語った。赤羽一嘉国土交通相は「国交省鉄道局が中心」との見解を既に示しており、入り口の段階で意見が食い違っている。今後の協議も難航が予想される。【山田英之】 リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事で県外に流出する湧き水を巡って県とＪＲ東海の協議は紛糾。国交省は協議を見守る立場から、関与を強めることを明らかにしている。藤田耕三・国交省事務次官は１０月２４日、県庁で川勝知事と会談。同３１日にも東京で国、県、ＪＲ東海の幹部が面会している。