空き家を「住居」に再生 需要生かし、地域の歴史を次世代へ | 毎日新聞

宿泊施設に改装する予定の空き家の窓際に腰かける「開宅舎」の（左から）小深山徹さん、高橋洋介さん、原麻里子さん＝千葉県市原市で2021年4月9日、大西岳彦撮影 「空き家に光を」。房総半島のほぼ真ん中に位置する農山村地域、千葉県市原市南部の加茂地区を愛する同市出身の3人が、地区の少子高齢化で増える空き家と移住希望者をマッチングするサービスを始めた。コロナ禍で地方移住に関心が集まる中、そのニーズが高まっている。 空き家を整備し、移住希望者に紹介して貸す合同会社「開宅舎」を今年2月、加茂地区に設立したのは代表の高橋洋介さん（32）、原麻里子さん（32）、小深山（こみやま）徹さん（25）の3人。高橋さんが市の地域おこし協力隊メンバーとして2017年に地区の空き家に住んだことがきっかけになった。 「Uターンや移住をしたいと思う人がいた時、受け皿として住居が必ず要る」。高橋さんが地元NPO法人と19年に

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“新型コロナウイルス感染拡大が活動を後押しすることにもなった。市原市南部への移住や企業のオフィス誘致を進める市の事業で補助金を受ける観光地域づくり候補法人「市原DMO」（市原市観光協会）と連携。問い合わせ